第25回:結局、自作RCAケーブルの魅力ってなんなのさ

前回はRCAケーブルの基礎知識を勉強しましたが、今回は実際にRCAケーブルを自作しながらカスタマイズしてみたいと思います。それではゴンさん、今回もはりきってどうぞ〜!

結局たかゆきさんは見てるだけなんだから! いい勉強になるから、たかゆきさんやってみたら?

あいたたた……。頭痛の頭が痛い。

ゴンさん、お願いします。

 

 

 

 

こっちが頭痛になりそうだよ。ではよく見ていてくださいね。まず、オントモ・ヴィレッジで扱っている「RCAケーブル・キット」の青いケーブルの先端を22mm剥きます。

 

C004.jpg

シールドレスなので赤と白の単線が2本出てくる。

透明な線は不要なのでカット。

 

C005.jpg

マニュアルに従って赤は7mm被覆を剥がす。

白は先端11mmをカットして5mm被覆を剥がす。

 

C006.jpg

被覆を剥いた導体に素手で触らないように注意してピン端子にマイナスネジで圧着すれば完成。

すごい! あっという間にできた! 

思っていたより簡単ですね。

そうでしょ? 

ドライバーハサミだけでも完成できそうですが、やはりニッパーカッターを使った方が効率がいいですね。この作業を4回繰り返せば、ケーブル1ペアのできあがりです。

 

C007.jpg

外見はメッシュチューブがない分だけ寂しい気もするが、

作業時間はゆっくりやっても20分あれば余裕。

この端子は立派ですよね。Stereoの文字が赤白で入っているのでLRも分かりやすいです。

それでは早速、試聴してみましょう! 

完成品をリファレンスケーブルに使います。

リファレンスケーブルとは、聴き比べのときに基準とするケーブルのことですね。

スピーカーには以前も出てきた「Ishida model」を使用します。

 

井筒香奈江「リンデンバウムより/卒業写真」(192kHz/32bit)を再生するとS/N感がよく、ボーカルがスッとセンターに定位しますね。繊細な音で低域はクッキリしています。この解像度の高さと音場感の良さは単線ならではですね。

 

これに対して、キットはナローレンジでおだやかな感じです。低域も高域も今ひとつヌケが良くないです。

 

手嶌葵「明日への手紙(ドラマバージョン)」(96kHz/24bit)でボーカルに透明感がありますが、やや硬質なイメージです。

同じ導体で端子も同じなのに、音質に違いが出るなんて不思議だなー。

高級ケーブルには欠かせないメッシュシースですが、意外と安いんですよ。オヤイデ電気で2種類購入してきました。ついでに熱伸縮チューブも。φ6mmPETチューブが1m/240円です。ペアでも480円。熱伸縮チューブは50cmで300円でした。これでキットも高級ケーブルの仲間入りです!

 

C009.jpg

PETチューブはガンメタルとアナコンダのようなヘビ模様を選択。

ちなみに色による音質の違いはないとのこと。

それではPETチューブを被せたアナコンダで再試聴しましょう。

 

「卒業写真」を聴くと高域のヌケが改善されていますね。S/N感も少しよくなっています。低域は変化ナシです。

 

「明日への手紙」は高域がちょっとギスギスした感じになりました。

 

C010.jpg

メッシュシースを被せると方向が分からなくなるので印を付けておき、

最後にテープにマーカーで矢印を書いた。

黒テープに白いマーカーで書いた方が高級感が出そうだ。

メッシュシースって外見だけでなく、音質にも関係あったんですね。結構 はやってるなあって思ってはいましたが、そうゆう理由があったなんて。

次に、Stereo編集部が編み出したという「RCA端子にコットンを詰める」というチューニングを試してみましょう。

 

C011.jpg

端子の空洞部分にコットンを充填する。

使ったのはサプリの容器に詰めてあった綿で素材は不明。

 

おやっ! これは期待していませんでしたが、いいですね! 

 

「明日への手紙」ではS/N感がさらに向上してピアノのペダリングの音が聞こえるようになりました。左右の音の分離がよくなってボーカルの口元が小さく感じます。

 

「卒業写真」ではウッドベースの低音の輪郭がハッキリしました。これは完成品を超えたかも。

え〜、それだったら完成品にコットンを入れればいいじゃない!

それをやるとややこしくなるんだな。なので、今度はメッシュチューブの両端を熱伸縮チューブで端子と一体化させます。これで完成品とほぼ同じ構造になるはずです。

 

C012.jpg

熱伸縮チューブを使ってメッシュシースを固定。これでさらに高級感が増す。チューブはφ15mmで長さ3cmがオススメ。

 

おお〜っ! これは今まで一番いい! 

 

もしかしたらメッシュチューブより、熱伸縮チューブの方が効果があるのかもね。ボーカルの透明感が増して、音が澄んできます。低域の解像度も上がります。やっぱり締め付けると解像度が上がるのかなあ〜。

完成品よりハイコスパで、好みの長さのケーブルができますね。そしてメッシュチューブの柄や色もお好みでカスタマイズ可能、と。

さらにハンダ付けしていないので、ネジをゆるめて分解すれば別の切り売りケーブルを使ってRCAケーブルが自作できます。私は真空管アンプ用にドイツ「SOMMER CABLE/CLASSIQUE」という布巻きケーブルが気になっていたのですが、このRCA端子にピッタリのφ6.5mmだったので試作してみました。

 

C013.jpg

端末は熱伸縮チューブで固定して隙間なくRCA端子に入れた。

端子内にはコットンも充填、1m/740円には見えない完成度だ。

す、すげえ! かっけえ!! なるほどこれが自作ケーブルの魅力かあ!

 

布巻ケーブルって、高級感があって取り回しが良く使いやすそうです。このRCA端子があれば、自作ケーブルを将来的にグレードアップできますね。ケーブルが、こんな手軽にいろいろなチューニングが試せるなんて意外でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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