第10回:ラズベリーパイって何かしら?

今回も引き続き、「8cmクラブミーティング with ハイレゾパークvol.9」(去る9月1日・2日に開催)で展示されていたRaspberry Piについて学びたいと思います。ていうか、ラズベリーパイってスイーツじゃなかったんですね! 人気って聞いていたので、どれだけ美味しいパイなのかと楽しみにしてたのに〜。

予想どおりのボケですね! ラズベリーパイ、通称ラズパイはイギリスのラズベリーパイ財団が開発したシングルボードコンピュータの名称です。教育用のコンピュータとして作られているので、なるべく小さく、安価でわかりやすいことを目指しています。

あれ? オーディオでもなく、コンピュータなんですね! 小さ〜い! 手のひらサイズでかわいい。これにキーボードやマウス、ディスプレイを接続すれば、普通のPCのように操作できるのですか?

そうなんですよ。1枚の基板の上にHDMIUSBLAN接続端子microSDカードスロットがあって、さらに最新版のラズパイ3ではWi-FiBluetoothも使えるんです。キーボードやディスプレイがなくても、スマホやタブレットのブラウザを利用して操作できます。電源はUSB電源ACアダプタを使います。それで、価格は何と約5000円なんです!

 

ラズパイ3の基板。USB端子が4個、LAN、HDMI、microSDカードスロット、イヤフォンジャックまで搭載。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おぉ〜、素晴らしい! ……ですが、それがオーディオとどう関係するのでしょうか?

ラズパイをオーディオのために使おうというのがラズパイオーディオの主旨で、日本で早くから着目していのが「ラズパイオーディオの会」会長の松本壮史さんです。彼がWebサイトやSNSを通じて、ラズパイオーディオの音の良さと面白さを広めたことによって、多くのオーディオマニアがラズパイをPCの替わりにネットワークプレーヤーとして使い出しました。さらにHATと呼ばれる拡張基板を使って、機能の追加や高音質化ができるようになりました。

なるほど、なるほど、それは私にも扱えるかも。私みたいな初心者にはハードルが高いハンダ付けとか、しなくてもいいんですよね?

ええ。しかも、OS音楽再生アプリを合体させて一気にインストールできる「Volumio」とか「moode Audio」などの便利なものがあって、これをmicroSDカードに書き込んで、ラズパイに差し込むだけでいいんですよ!

ふ〜ん……至れり尽くせり、のようですね。

しかも、最新版の「Volumio2」が無償なので、お得感満載です!

そ、そうですか。まだよくイメージ湧かないですが。

これが基本的なラズパイのシステムです。左上にあるのがラズパイ3+DACボードです。この出力をセンターのボリュームが受けて音量調整後にパワーアンプに出力しています。パワーアンプスピーカーに接続され音楽が再生されます。

おっ、これはオントモ・ヴィレッジで販売中の「無垢オーディオボード ハードメイプル」じゃないですか!

これは「Ishida model」を製作している木工房アクロージュ・ファニチャーが手がけた、Stereo誌とのコラボ企画第2弾の無垢材オーディオ商品ですね。5枚の無垢材を釘などを使わずに接合しているのが凄いですよね……と宣伝はこのぐらいにして進めますよ。

いや〜偶然目にしちゃったもので、偶・然♪ あ、あそこにいるのは「ラズパイオーディオの会」会長の松本さんじゃないですか。ちょっとお話をお聞きしましょう。ラズパイ・オーディオプレーヤーはスマホで操作できるってホントですか?

 

 

ブラウザからラズパイを操作する松本さん。

松本さん、ドヤ顔でデモしていますが、ここは音楽之友社なのでアニソンは馴染みが薄いんですよ。偶然、ろみーさんはアニメファンですが。こちらがiPhoneSafariで表示した「Volumio2」の操作画面です。もちろんPCのブラウザからも操作できます。自宅でLANに接続すればNASの音楽データを再生したり、インターネットラジオも聴けます。

 

アルバムアートも表示される再生中の画面。

 

 

「Volumio2」は日本語表示対応でプレイリストも作成できる。

 

 

インターネットラジオ機能も搭載。

 

サムネイル付きでのアルバム一覧表示にも対応。

意外にわかりやすくて、イマドキですね。あ、もっと小さいラズパイがありました。Raspberry Pi Zeroって書いてありますよ。これも音楽プレーヤーになるのでしょうか?

松本さん自慢のフリスクケース入りのラズパイゼロですね。LAN端子がないので、さらにスリムです。物理ボタンの付いたDACSabreberry Zero DAC」(セイバーベリーゼロDAC)を重ねています。これで独立した音楽プレーヤーになりますが、他に電源が必要になります。USB電源で駆動できます。

ラズパイがさらに小さくなっているのですね。さらに値段も5ドル、日本でも税込で702円は超ハイコスパです。私も欲しくなりました! ラズパイ3DACもスリムなんですか?

RCAピンジャックが一番背が高い部品になりますね。かなりスリムです。価格も1500円ぐらいからあります。アクリルケースに入れたラズパイ3と重ねると、こんな感じになります。

本格的! こちらにも、3階建ての立派なラズパイ3がありますよ〜。これは一体何に使うシステムなんですか?

こちらは通称タワーとも言われるもので、DigiFiの付録のDACパワーアンプ2台に、液晶モニターを組み込んだものです。ネットワークプレーヤー+DAC内蔵プリメインアンプの役目を果たします。これとACアダプターさえあれば、スピーカーの音楽再生デモがどこでもできるという便利モノですね。USBメモリー経由で、持参した音楽データの再生もできます。

これコンパクトでいいですね。私が家電量販店で悩んだ末に購入したミニコンポより小さくて、安くて、スマホで操作できるなんて……もっと早くラズパイと出会いたかった!

ラズパイ人気の上昇に合わせて、DACボードを積んだ状態で収められるケースも発売予定です。たとえば、こちらは「奥澤」が試作した金属製ケースです。カラーはもっと落ち着いたものになるそうです。

 

 

組み立て式でドライバー1本あれば完成できる。

こちらにもアルミ製の立派なケースがありますね。

これはラズパイ単独基板用ですね。「N2 Factory」が作っている「NM-RP3」というアルミケースです。実は、このケースをベースにオプションパーツの追加でDACボードに対応する予定なんです。下にあるのは中華製のD級アンプですね。

 

SabreBerry32に対応するためのパネルキット。試作品は銅製だが、製品版はアルミ製となる。

 

 

ブラックアルマイト加工された製品版のパネル。

 

 

液晶モニターを追加できるパネルも発売予定。

 

 

ラズパイゼロ用のDACボードに対応するパネルもあった。

このブルーのパネルのケースがキレイですね! フリスクケースよりも断然欲しくなりました。

工房Emerge+」の作った「アクリルベース for SabreberryDAC ZERO」のコバルトですね。ピアノキーになってボタンも押しやすいのがポイントです。ろみーさんもこれを機会に、ぜひラズパイ仲間になってください〜。

 

 

 

 

 

 


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